Q | 耐震診断について、お墨付きを得るためには、予備診断のみでは不可能か、また耐震診断に要する費用及びその依頼先について教えてください。 |
A |
耐震診断は、下記のようなフローで行われます。
1)予備調査・計画—-①設計図書の確認、②診断計画の立案
この段階では、設計図書の確認、診断計画の立案であり、それ自体は耐震診断の準備段階であるため、お墨付きを得る事は出来ません。 2)現地調査—-①設計図書との照合、②たわみ、ひび割れ、経年劣化等の調査、③非構造部材、設備機器の調査 この段階について、耐震診断に要する費用は、診断内容によって異なります。 例えば、マンションの設計図書、構造計算書のチェックのみであれば40~50万円「(社)日本建築構造技術者協会HPによる」)程度を要しますので、依頼先と具体的に内容の打ち合わせをして見積もり徴収、発注を考慮すべきだと思われます。 3)耐震診断計算—-①1次、2次、3次診断、②保有耐力による検討、③地震応答解析 この段階では、現在、もっとも信頼のおける依頼先は(社)日本建築構造技術者協会だと考えられます。 (社)日本建築構造技術者協会 〒102-0075 東京都千代田区三番町24番地 林三番町ビル TEL 03-3262-8498 4)総合評価—-①耐震指標判定。②報告書作成 |